XMのMT4とMT5を徹底比較｜両方利用するには?変更するには?

 

XMのトレードプラットフォームはMT4、MT5です。

ただ、未経験の方からするとMT4・MT5というものがそもそもよく分からないはずです。

そこでここではMT4・MT5の概要や違い、どちらを使うべきかなどについてお話ししていきます。

 

本記事の内容

 

	MT4	MT5
リリース	2005年	2011年
EAの種類	多い	少ない
標準インディケーター	多い	少ない
カスタムインディケーター	73種	96種
両建て	できる	できる
ワンクリック注文	できる	できる
速度	遅め	速い
時間足	9種	21種
アップデートのペース	少ない	ハイペース
対応ブローカー	多い	少ない
XMアプリ	利用できない	利用できる

 

 

MT4・MT5とは?

 

MT4（メタトレーダー4）はメタクオーツ社がFXトレード向けに作った「チャート分析プラットフォーム」です。

国内ブローカーでメタトレーダーを導入しているところは少ないですが、海外FXブローカーの大半はこれを取り入れています。

「海外FXではMT4・MT5を使うのが当然」と言っても過言ではありません。

XMもMT4・MT5を導入しています。

ちなみにMT4のリリースは2005年、MT5のリリースは2011年です。

 

 

MT4とMT5の差は?

 

	MT4	MT5
EAの種類	多い	少ない
標準インディケーター	多い	少ない
カスタムインディケーター	73種	96種
速度	遅め	速い
時間足	9種	21種
アップデートのペース	少ない	ハイペース
対応ブローカー	多い	少ない
XMアプリ	利用できない	利用できる

 

 

EAの種類はMT4が多い

 

MT4のほうがMT5に比べて歴史が長いですから、そのぶんEA（自動売買システム）の種類も多いです。

そしてMT4とMT5のEAには互換性がありませんから、「EAでのトレードをメインにしたい」という人にはMT4をおすすめします。

 

 

カスタムインディケーターもMT4が多い

 

カスタムインディケーターに関してもMT4のほうが多いです。

MT4のほうが情報量やノウハウが豊富であるため、開発する側としても自動売買システムやカスタムインディケーターを作りやすいと言われています。

 

 

 

対応ブローカー数もMT4のほうが多い

 

大半の海外FXブローカーがMT4に対応しています。

ですが、MT5非対応の海外FXブローカーは少なくありません。

ですから、「色々なブローカーを試したい」という場合はMT4を選ぶのが無難です。

 

 

標準インディケーターが多いのはMT5

 

「最初から入っているインディケーター」が多いのはMT5です。

MT4にはなかった標準インディケーターもありますから、単純に進化していると言えるでしょう。

 

 

MT5のほうがサクサク動きます

 

MT5の処理スピードはMT4の400～2000％程度にあたると言われています。

特にスキャルピングトレードなど、短時間で多くトレードするのであればMT5の利用をおすすめします。

演算スピードが速いほうが「レートのローディング」「チャート画面の複数表示」などもパパっとできますから、ストレスフリーで取引することができるでしょう。

また、MT5のほうが「自動売買システムのバックテスト」などを正確にしやすいです。

さらに、複数通貨ペアのバックテストを同時に行うこともできます。

 

 

時間足の種類数が多いのもMT5

 

MT5のほうが時間足の種類数が多いです。

MT4は9種でしたが、MT5では21種となりました。

 

 

XMアプリが使えるのはMT5だけ

 

XMのオリジナルアプリを使えるのはMT5口座だけです。

このアプリだけでトレード、入金、出金、口座管理などを行うことができます。

 

 

XMで裁量取引はMT5、EAならMT4がおすすめ！

 

 

なぜ裁量取引はMT5がおすすめなの?

 

XMをメインのブローカーで裁量取引する場合はMT5をおすすめします。

やはりMT5は「MT4の進化版」ですから、全てにおいてMT4よりも優れています（EAやカスタムインディケーターが少ないのはMT5自体の問題ではありません）。

また、MT5のアップデートはペースが早いですから、この先もさらに使いやすくなっていくと見られています。

現在の海外FX業界は「まだMT4が根強く、MT5に移行し切っていない」という状態ですが、今後MT5が主流になっていくことはまず間違いありません。

 

 

MT4がおすすめの人

 

 

EAやカスタムインディケーターを頻繁に使ったり、開発したりしているのであればMT4を推奨します。

また、MT5のスペックのほうが高いことは確かですが、MT4も十分使いやすいです。

ですから、これまでMT4を長期的に利用してきた人は、焦ってMT5に切り替える必要はないと思います。

 

 

XMのMT4やMT5を変更することはできる?どちらも利用することは可能?

 

 

プラットフォームの変更は不可

 

XMでは「1つの口座に対して、MT4・MT5のどちらかを設定する」という仕組みになっており、後から変えることはできません。

口座開設の際に「プラットフォーム（MT4orMT5）」や「口座タイプ」をチョイスすると、その時点で確定して切り替え不可になりますから慎重に決めましょう。

 

 

複数口座開設をすればどちらも利用可能

 

XMでは1人あたり8個まで口座を開設することが可能です。

もちろん口座によって「口座タイプ」や「プラットフォーム」がバラバラでも構いません。

ですから、MT4・MT5をどちらも使いたいのであれば口座を2個以上作りましょう。

そして利用しなくなった口座は解約することもできます。

また、解約せずにそのままにしておいても構いません。

ただし、放置し続けると「口座維持手数料」が発生するようになるので、事前にその口座の資金を全額出金しておきましょう。

 

 

XMでMT4・MT5を利用するときに気をつけるべきこと

 

 

スマートフォンアプリはインディケーターと時間足が少ない

 

MT5のスマートフォンアプリはインディケーターと時間足が少ないです（MT4と同等）。

スマートフォンアプリにないインディケーターや時間足を利用したい人は、パソコンでMT5を使いましょう。

 

 

MacではMT4・MT5が正常に作動しない場合がある

 

XMはMT4・MT5をMacでも利用できるようにしています。

ただ、設定方法を誤ったりOSが違ったりすると、アプリケーションを正常に使えないケースがあるので気をつけましょう。

 

 

XMのMT4とMT5の差まとめ

 

海外FXでは基本的に、プラットフォームとしてMT4とMT5のどちらかを使うことになります（他にもプラットフォームはありますがマイナーです）。

MT5のほうがハイスペックですが、MT4であっても問題なくトレードできるはずです。

ただ、MT4とMT5のどちらを使うべきかについては、あなたのトレードスタイル次第と言えます。

今一度、ご自身の取引スタイルやMT4・MT5の特徴や差を確認しつつ、利用するプラットフォームを決めていただければと思います。